書籍・雑誌

2010/02/02

宮城谷昌光の連載第2回を読んだ件。

馬車にもどろうとする兄を呼びとめた劉秀は、「ほんとうにわたしが行ってよいのですか」 と、念のために問うた。 兄の劉縯は一笑した。「なにゆえなんじが行ってはならぬのかな」「仲兄は家に残っています。ゆくのであれば、おふたりがゆくべきで、わたしが残るべきでしょう」 劉秀にはふたりの兄がいる。 長兄はここにいる劉縯であるが、次兄は劉仲という。蔡陽からおよそ百二十里北にある新野にゆくと語げた劉縯は、劉仲にむかって、「秀をつれてゆく」 とだけいった。なんじは家に残れ、ということである。劉仲はおとなしい人で、長兄のいいつけにさからったことはない。このときも不満顔をみせるどころか、弟の劉秀のほうをむいて、「新野の陰氏は評判のよい豪族だ。会っておいて損はない」 と、いった。 新野へゆくというのは、新野の豪族の陰氏の家へゆくということである。 陰氏の主を陰陸(あるいは陰睦)といったが、三年前の始建国三年(紀元後十一年)に亡くなった。嗣子を、「陰識」と、いい、三年喪中にあったが、今春、忌み明けを迎えた。のちに三回忌と呼ばれることになる祭りは、大祥といい、それをおこなうに際して、「親族だけでなく、亡父の友人と知人もお招きしたい」 という陰識および陰陸の妻の鄧氏の意向によって劉縯も招かれたのである。が、招かれたのは劉縯ひとり、あるいは劉縯と劉仲であったのに、諸事に強引さがある劉縯がそれを枉げて、末弟の劉秀を引率したのではないか。 劉秀がそう疑ったことには、わけがある。 読売新聞朝刊に、宮城谷昌光の小説「草原の風」の連載が始まった件は、昨日書いた
今日は、その第2回を読んだ。
第2回では、主人公、劉秀の、家族、兄弟の関係性、そしてちょっと離れた土地に居る、親しく付き合いをしている富家の存在、そして今はその家に向かう旅の途上であることが語られた。

「なんだか香乱記みたいだな」

香乱記の主人公、田横も、田氏の三兄弟の一番下。
あ、読んでない人の為に一応補足すると、田横の兄は、田栄ひとりだけ。田儋(たん)は本当は従兄なのだが、兄弟同然の付き合いをしていて、この三人は周囲から、“田氏の三兄弟”と呼ばれているのだ。

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2010/02/01

宮城谷昌光の新連載が始まった件

読売新聞は最近、一面の左上に注目記事のヘッドライナーが載っているのだが、
今日の朝刊には、宮城谷昌光さん新連載という見出しが。
早速、10面を開いてみる。

てっきり、新連載の紹介記事が載っているのかと思ったのだが、そうではなくて、連載の第一回目だった。

で、読んでみる。

 春風がやさしく草をなでるように吹いている。 が、ゆくてにみえる草も、足もとにある草も、冬の色から脱しかねているような精彩のない色で、風にさからう気力をもたぬ佇まいで揺れている。 劉秀の鬚もときどき風にふれてふるえた。 この美しい鬚を持った青年は、成人になったばかりであり、まもなく帝都にのぼって留学する予定である。あざなを、「文叔」 と、いう。成人になると人はふたつの名をもたねばならない。かれの場合、秀、が本名であるが、この名はおもに家族間で用いられる。しかし、郷里の目上の人にたいして、あるいは学問の師にたいして、本名を告げねばならない。 あえていえば、家族および先祖はひとつの小宇宙であり、世間はべつの宇宙なのである。それゆえ人にとってもっとも重要であるのは、血がつながっている小宇宙であるため、その外にいる皇帝や王侯貴族よりも内にいる父母のほうが尊貴なのである。「さあ、そろそろゆくか」 と、腰をあげて、みなをうながしたのは、劉秀の兄の劉縯である。かれのあざなは、「伯升」 と、いう。 休憩は終わりである。 この兄弟は馬車にもどった。従者はすくなくない。十数人もいる。この兄弟の家は、「蔡陽の劉氏」 と、呼ばれている。豪族であるが、規模をいえば、中以下である。蔡陽という県は荊州の南陽郡にあり、その南部に属する。ちなみに県とは邑のことであり、広域を指さない。郡のほうがはるかに広大である。とにかくその県をでてしばらく西へゆくとふたつの川の合流点がある。淯水と沘水という小さくない川があわさって南流する。その先はまさに大川というべき沔水である。沔水はじつは漢水のことなので、おなじ川がふたつの呼称を持っている。 劉氏の兄弟は、春光にきらめく淯水に沿うように北にむかってきて、一息入れたのである。 いつもの事ながら、自然描写から始まる。
時代設定や場所については、触れられない。

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2010/01/15

岡田斗司夫がサイン会をしていた件。

映画を観た後、本屋の前を通ったら、
何やら行列が。

「なに?」

と思ったら、
岡田斗司夫のサイン会だそうな。
オタキングとして知られた、あの岡田斗司夫だ。
BS漫画夜話にレギュラーとして出演している、あの岡田斗司夫だ。
週刊アスキーの最後のページに連載している、あの岡田斗司夫だ。

「なに?岡田斗司夫、ダイエット本の他にまた本出したの?」

と思ったら、ダイエット本の文庫版だそうな。

「どんたけ売る気だよ、ダイエット本!?」

まぁ、それよりそのダイエット本を買って
行列に並んでサインを貰おうという人が居る事がびっくりだが。

勿論、ぼくは行列には並ばなかったし、ダイエット本も買わなかった。

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2007/11/11

動画と形式

10日の記事にYouTubeの動画をダウンロードした事を書いた。
しかし、

「ダウンロードしても、再生出来ないと意味ないよな」

試しに、ファイルをダブルクリックしてみても、拡張子flvの関連付けがされていないので、何も起動されなければ、ファイルも再生されない。
ここで、選択肢は2つある。

  1. FLVを、アプリケーションで再生可能にする。
  2. 再生可能な、他のファイルフォーマットに変換する。

「まぁ、両方試してみるか。2方面作戦で」

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2007/11/10

管と滾り

YouTube、巷では結構流行ってるみたいだが、ぼくは殆んど見ない。
逆に、Googleで検索した時に、YouTubeの動画がヒットすると、うざいとすら思っていた。
何故なら、そういう場合大抵、iTunesで音楽を再生しているから。
iTunesで音楽を再生しつつ、YouTubeで動画が再生されると、音が混ざって非常に煩わしい。
他の人がどうなのか分らないが、ぼくは複数の音が混ざるのが大嫌いだ。
だから、CDショップもあまり好きではない。CDショップというのは、何故コーナー毎に複数の異なる曲を流しているのだろう。
音楽が目的で行く場所なのに、逆に音楽に煩わされる結果になるのは、如何なものだろう?

話を戻す。

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2007/11/06

BIOSとアスキー

備忘録。

週刊アスキーの、BIOSの設定が特集されているのは、7月24日号(通巻646号)。
シリアルATAに関するの説明が書いてあるのは、59ページ。

ざっくり要約すると、

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2007/05/12

アスキーと習慣。

さっき、週刊アスキーを読んでいて、こんな記事を発見。

『シャイニング・ティアーズ』の流れを組むアクションRPG

「ん?なんか違和感」

読み直す。

『シャイニング・ティアーズ』の流れを組む

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2007/01/15

Vistaは、付箋標準搭載。

今、週刊アスキーの1月23日号(通巻621号)を見てて気づいたのだが、
Vistaには付箋が付くらしい。標準で。ガジェットとして。

Macには、昔から標準でスティッキーズが付いていた。
これはMacの特徴の一つであり、アイデンティティーとも見做していた。
同時に、WindowsがMacに劣っている点の一つとも思えた。
無論、Windows用にも、フリーの付箋アプリは色々と存在した。
しかし、

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2007/01/07

Ultimate版に含まれる、ダウンロード可能な機能。

さっき、Vistaへの道 vol.4という記事の中に書いた、
「付属はしないけどダウンロード出来る機能」の件、
その後バックナンバーを漁ってたら見つけた。
vol.8だった。Vistaへの道 vol.8。
週刊アスキーの号で言うと、2006年12月15日号。通巻615号。

で、その機能というのは、『バーチャルPC』でした。
記事から引用すると、

(前略)
アルティメット版に含まれるバーチャルPC機能は、『バーチャルPC2007』として単体でダウンロードが可能になる予定だという。つまり、アルティメット版が持つこの機能は、あとから追加可能なのである。
(後略)

との事。
(誌面を見ながら手打ちしてるので、間違いはあるかも)

まぁ、この機能はぼくには関係無いですけどね。
ひょっとすると、Windows xpを、Vistaの中でヴァーチャルPCとして使う可能性も無いとは言い切れないけどね。
基本的には、そういう事はしないで済むようになると思われる。

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2007/01/06

Vistaへの道 vol.4

「このブログでvistaを扱うのも4回目」
という意味ではない。

週刊アスキーの連載だ。

「windows vistaの、エディション別による機能の違いを書いていたのは、何回目だったか?」

と思って、探してみた。
そしたら、vol.4がそれに該当した。アスキーの号で言うと、11月7日号、通巻611号だ。
ただし、Home版がリモートデスクトップのサーバになれないという事に関しては、言及されていない。
あと、「付属はしないけどダウンロード出来る機能」みたいのが書いてあった回があったと思うのだけど、それは未だ見つけられず。

このページだけ切り抜いてスクラップした方が良いかも?

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