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2007/09/27

三井とミュージアム

Hi350009 初めて行った。
三井記念美術館
この美術館、てっきり、最近出来た新館に出来たものと思っていた。

割引券の裏の注意書きに、

・三井本館は国の重要文化財に指定されていますので、壁等内装を傷つけないようご注意ください。

と書いてあったのだが、

「どぉゆぅこと?美術館の中から、一部本館の外壁が見れたり触れたりするのかしら?」

とか、思ったりしていた。

実際現地に着いてみても、やっぱり美術館の入り口は新館の中。
その時は、裏の注意書きの事も忘れていて、何の疑問も抱かずにエントランスの階段を上がり、通路を通ってエレベータで7階へ。
流石に、未だ出来て数年なので、どこもかしこもきれいだ。そして、天下の三井の御膝元だけあって、厳粛な雰囲気がある。なんだか、こちらも身を正さないといけないような気がしてくる。

割引券を出して、チケットを買って中へ。
入ってすぐのところに、美術館の説明と、三井本館の変遷が書いてある。
書いてある内容は、正確には覚えていないが、
その説明がある前室と、それに続く第1展示室、第2展示室は、創建時の内装のままだと書いてある。

「ん? 何? つまり、ここは本館の中だってこと? マジで?」

確かに、入ったのは新館の筈なのだが。
しかし考えてみれば、新館の左端から入った筈なのに、そこからさらに左に通路を歩いて、一度左に折れてエレベーターに乗っている。新館から出てしまっていても、おかしくない位置だ。それに、通路の手前でまず階段を上がった。不思議な造りだと思ったが、これも、本館に入る為の階段だと考えれば、説明がつく。本館自体、まず階段を上がって中に入る構造だった筈だ。

また、この前室と次の展示室には、塞いではあるものの、明らかに窓と思われる造形がある。この窓は、新館の中央方向に向いてる筈だ。
新しい建物に美術館を造るのに、わざわざ展示室に窓を設えるのもおかしな話だ。しかし、この部屋が本館の外れに位置しているのであれば、これも理解できる。

それにしても驚かされるのは、展示室の木の内装が、何十年も前の物とは思えないほど、恐ろしく奇麗な事だ。

「やっぱり、金持ちしか入らないような場所は、あまり傷んだりしないのだろうか?」

なんて思ってしまった。
美術館の中には、古い建物も少なくないが、建築としては三井本館より新しい東京国立博物館は、内装は割とボロボロだし、旧朝香宮邸を転用(?)している東京都庭園美術館は、内装自体、張り替えられていて、創建時のものはごく一部に残すのみだ。

無論、一般公開されている長さを考えれば、今挙げた2件より遙かに短いわけだが、それにしても余程丁寧に使っていたか、或いは殆んど使われていなかったのかと思われる。

W32h_006 そんな訳で、展示物と同時に展示室自体も鑑賞しながら美術館を出た。
エレベータで1階に降りて再び新館のエントランスに戻って改めて見てみると、新館の内壁だと思っていた部分は、やはり実は本館の外壁だった。
建物の間はガラスで塞いで、新館内の空間としている。新館は鉄骨造で、ガラスは所謂カーテンウォールなので、これで問題無いのだろう。

という訳で、右の写真。
撮影している場所は、勿論三井タワーの中なのだが、美術館へ行く通路の情報にある窓は、三井本館の窓。
窓の向こうが建物の中、撮影している自分がいる方は、建物の外という事なのであった。

ちなみ、後でチケットの裏を見直したら、

三井記念美術館
(三井本館7F)

とちゃんと書いてありました。
却ってややこしいような気も、しないでもないけどね。

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